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★テレ朝、月曜19時に「深夜番組のゴールデン昇格チャレンジ枠」を設置…視聴者不在では?

今日の日刊スポーツ本紙(Webには12時現在未掲載)に、昨日テレ朝で発表された4月改編についての記事が。
テレ朝は4月から、月曜19時の「時代劇枠」が火曜19時に移行するが、空いた枠には、深夜番組のゴールデン昇格チャレンジ枠「月バラ!」を編成する。
人気深夜番組「くりぃむナントカ」「ぷっすま」「オーラの泉」「検索ちゃん」「アメトーク」のスペシャル版を随時放送し、その中から激戦枠で生き残りそうな番組を、更にパワーアップさせてゴールデンタイムに引き上げる、とのこと。
ちなみに火曜19時で放送中の「Matthew’s Best Hit TV+」は、レギュラーでの放送は3月で終了。今後はスペシャル枠で放送する。
深夜番組のゴールデン移行が、視聴者にとっては決して「昇格」ではない。
過去にも、人気深夜番組がゴールデンに移行し、パワーを失って消えていった例はいくつもある。日テレ「マネーの虎」やフジ「カルトQ」然り、そして「マシュー」も。テレ朝で放送中の「黄金伝説」「愛のエプロン」「銭金」も、深夜のテイストは消えてしまった。
視聴者層が、ティーンから30代が中心の深夜と、中高年と主婦中心の19・20時台では、当然求められる内容も違ってくる。あまりマニアックなネタは放送できず、結局、深夜番組を水で薄めたような内容になってしまい、深夜時代の視聴者は離れ、また新たな視聴者も獲得できず…という悪循環。
新設する「月バラ!」枠で、深夜番組のゴールデン向けパイロット版を何度か放送し、視聴者の反応を見てレギュラーに…というのは、新たにゴールデン向けの番組を開発するより楽かもしれないが、深夜の視聴者を無視していないか。
確かに、同じ放送するならゴールデンは深夜より広告料金が高いので、番組を「高く売れる」し、制作者も「より多くの人に見てもらえる」のはいいかもしれないが、これらの理由で、好きだった番組が見られなくなる深夜の視聴者の意見は届かないのだろうか。
高視聴率を誇る「多くの人に見てもらう番組」より、視聴率はそうでもないが、ある特定の層には広告効果が非常に高い番組を制作したほうが、広告主にとっても、視聴者にとっても良いのでは。”CMとばし”されない工夫も必要だが。
2011年にアナログ波が停波し、すべてデジタル放送に切り替わったら(無理だろうと言う声が多いが)、地上波の視聴者が減少するのは確実。現在のスカパーなどのように、積極的に番組を見たい、という視聴者が中心になる。深夜でウケたからゴールデンに、という発想は、そろそろやめて欲しい感じがする。